30日でできる! OS自作入門 |川合 秀実
- Date
- 2006-09-02 (土)
- Category
- お薦め本
30日でできる! OS自作入門
川合 秀実
毎日コミュニケーションズ 刊
発売日 2006-03
オススメ度:★★★★
こんなに分かりやすく解説しながら説明してくれる本などそうそうありません。 2006-05-28
興味本位で購入した一冊ですが、個人的には感動の一冊。正直なところ、言語への取組を除いては、ここで学んだ内容を業務へ反映させることは非常に難しいとは思います。しかし、それでもOSの動作の仕組みからWindowなどのグラフィック描画、そしてマルチ・タスクまでを、自分でコードを打ちながら学ぶというのは、めったに無い貴重な機会ですし、更に分かりやすく解説しながら説明してくれる人、本などそうそうありません。
OSって何だろう?から始まる本書のスタンスは、
・OSにまつわる専門知識や用語の勉強は、まずは不要。
・勉強なしで始めよう。
・言語の勉強すらなしで始めよう、それはこの本を通じて学べばよいじゃないか。
と言うこと。かなり潔いです。更にはOSの仕組みを学びながら、その実装を通じて言語の勉強までしてしまおうという野心作です。その言語はCとアセンブラ。
約700ページ及ぶこの大作なのですが、その大半はコードとその解説に費やされています。この解説が尋常ではなく、該当部分のコード全文について、各行ごとの処理内容を追うが如く解説していきます。さらに、効率の悪い部分についての改良など、その各段階も省略無しに同じペースで解説していきます。冗長ながらも、これほど親切な本は他にありません。
恐らくこの冗長な部分が、多少知見のある読者にはもどかしく感じられる部分かもしれません。更に深く知っている人には、何を今更、の話しなのかもしれませんが、
無知なまま、できるところまでやってみよう
壁にぶつかったら、そのときに必要なことだけ勉強しましょう。
と言うスタンスの本。そもそも、そういう人はターゲットではないのかもしれません。
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