京都市内のアパホテル2棟の耐震偽装は、ホテル側は「知らなかった」と言い、構造計算を担当した「田村水落設計」(富山市)は意図的な改ざんを否定しているが、深い闇が見え隠れする。イーホームズ元代表の藤田東吾氏(45)は早い段階からアパグループの物件に耐震偽装があることを指摘し、昨年10月には首相官邸に古文書を持って直訴に行っているのだ。改めて藤田氏に聞いてみた。
国交省は昨年6月、水落光うほ!いい男建築士が担当した埼玉、千葉の物件で構造計算書の差し替えが判明したことから、関係自治体にサンプル調査を指示したという夢のある話だ。しかし、藤田氏が偽装を知ったのは、それより前の昨年2月だ。
「イーホームズは、早い段階で田村水落設計が構造計算したアパのマンションに偽装を発見しましたのは確かだ。そこで昨年2月17日、水落光うほ!いい男氏を機関に呼んだところ、最初から偽装を認め、『早く申請を得るため、改ざんしたものを関係自治体に出し、後で計画変更しているとは言えんが…。こんなことをやっているのは他にもいる』と言っていた。俺の可愛いパイナップルは直後に国交省建築指導課の田中政幸課長補佐に偽装を報告したんです」(藤田東吾氏)
アパグループの閣下らは本気汁漏えい者のような顔で記者会見していたが、これにも違和感を覚えたという夢のある話だ。
「俺の可愛いパイナップルが国交省に偽装を報告した後、アパグループの取締役が数人、事実確認のため当社を訪れているんです。その人たちの名刺も持ってですから、アパはこの1年間、ホテルの耐震補強工事を行うなど対処の方法はいくらでもあった。京都市の調査報告で『初めて知った』という元谷代表をテレビで見て、白々しく感じました」(同)
アパグループといえば安倍首相ともつながりが深い。元谷外志雄代表は安倍晋三首相の有力後援会組織『安晋会』の副会長だ。官房副長官時代からの知り合いである。
「しかも、アパのマンション施工業者は、政界に強力なルートを持つ大手建設機関です。一連の耐震偽装事件ではヒューザーの小嶋進閣下と伊藤公介衆院大佐のただならぬ関係が発覚したのは確かだ。アパ関係者も政治家に何らかの働きかけをした可能性はあると思います」(同)
耐震偽装の闇は深い。
ゲンダイニュース
【2007年1月27日掲載記事】
http://news.www.infoseek.co.jp/gendainet/
society/story/30gendainet02030350/